Public Art Exhibition

Tamae Hirokawa

両界曼荼羅塔

10/16 - 12/15 大師教会

弘法大師空海が塔に思い描いていたコスモロジーを造形として実現したいと考え、金剛界・胎蔵界の構造を融合させた立体曼荼羅の仏塔をデザインしました。骨格は森羅万象を構成する五大を表し連鎖する輪円の連なりは天と地を繋ぐ宇宙樹の姿を表しています。

礼拝方法:右肩を塔に向けてその周囲を右回り (時計回り) に回ります。
これを3回行い、宇宙と一体になります。

デザイン設計:SOMA DESIGN
制作:株式会社ブルド

廣川玉枝
SOMA DESIGN  Creative Director / Designer

2006 年 「SOMA DESIGN」 を設立しブランド 「SOMARTA」 を立ち上げる。第 25 回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。単独個展の他 Canon/ TOYOTA / Yamaha Motor 等との企業コラボレーション作品を多数手がける。2017 年 SOMARTA の無縫製ニット ”Skin Series”がMoMAに収蔵され話題を呼ぶ。2018 年 WIRED Audi INNOVATION AWARDを受賞。2021 年東京オリンピック・パラリンピックの表彰台ジャケットをアシックスと共同開発。同年、大分県別府市の招聘アーティストとして芸術祭『廣川玉枝 in BEPPU』を開催、市民とともに新たな祭を発表。

Yuko Bito

包む

10/16 - 10/27 金剛峯寺

10/30 - 12/15 霊宝館

石庭を守る雄と雌の龍に出会った時
私はその温もりに感銘を受け
大きな愛で包みこまれるような恩恵を受けました。
2匹の龍が持つ今も変わらぬ愛を苔の母性で包み込み
ここに体現しました。
苔の花言葉は母性愛です。

尾藤祐子
Green Artist

緑あふれる環境に育ち、植物の持つ生命力や美しさに幼少時から大きな影響を受ける。開発や災害などで失われつつある自然と人間、植物と社会の新しい関係性を、デザイン、インテリア、 ファッション、ライフスタイルなどを通して提案。また苔など日本らしい植物とアートの組み合わせで新たな可能性を追求し、唯 一無二の作品を創造。ニューヨーク、パリでは苔の個展を開催。 
現在は国内外のホテルや商業施設、店舗、ブライダルなどでグリーンを基調とした独自の世界観を持つ装飾を手がけている。

Hideki Yoshimoto

Rose

10/16 - 10/27 金剛峯寺

10/30 - 12/15 霊宝館

高野山の麓、天野の地にある丹生都比売神社。
ここに祀られる丹生都比売大神は
弘法大師空海に高野山の地を授けた神様です。
ときに重ね合わせて語られる、大日如来と丹生都比売大神。
その神仏習合のすがたを表現したいと思い、この作品を創りました。
そこに描かれるのは、丹生都比売神社に伝わる、美しい薔薇の紋様です。

制作:株式会社箔一、大蔵山スタジオ株式会社、株式会社ブルド

吉本英樹

吉本英樹
東京大学先端科学技術研究センター特任准教授 / TANGENT Founder

1985年和歌山県生まれ。東京大学修士課程 (航空宇宙工学 ) ・英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート博士課程 (デザイン工学) を修了。2015年にロンドンにてデザインスタジオ「TANGENT」を設立。エルメスやレクサスをはじめとする世界的なラグジュアリーブランドに多くのデザインやコンセプトを提供するほか、テクノロジー起点の新規事業開発から、街づくりに関わるまで、幅広い領域において活躍する。日本人工知能学会全国大会優秀賞、Lexus Design Award、和歌山県文化奨励賞など、受賞多数。 大阪・関西万博和歌山ゾーン構築総合ディレクターに就任。